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三代 山田常山展
先日、東京丸の内にある出光美術館で開催されている展覧会「三代 山田常山 -人間国宝、その陶芸と心」を見に行ってきました。
三代山田常山(1924~2005)は愛知県常滑市に生まれた陶芸家で、生家は初代の頃から急須作りの名匠と知られ、三代常山は祖父・父から教えを受け10代から本格的に急須作りに取り組みました。
生涯で100種類もの急須の形を生み出したそうで、その功績により1998年に「重要無形文化財保持者(人間国宝)」に認定されました。
展覧会では手のひらにすっぽりとおさまってしまうほどのサイズの急須から、酒器や大皿などの食器、そして花器などが展示されています。
以前、インターネットで三代が作陶している動画を見たことがありますが、よどみない手の動きは見ていてムムムとうなるばかりでした。
何かを「極める」とはこういう事なのかと思い知らされました。
展覧会の後は近くのイタリアンレストランでランチ。
お腹がふくれてからは、久しぶりの都会の街を散策しました。
当日は「大寒」で1年のうちで一番寒い時期。
東京はみぞれまじりのあいにくの天気でとっても寒かったぁ。
寒かったけど、人間国宝の作品を鑑賞し、都会の空気に触れ、いろいろと考えさせられた一日でした。
今日が
年内最後の営業日です。
3月11日の東日本大震災から始まって、今年は原発事故、計画停電などいろいろな問題が発生しました。
多くの方が亡くなられ、未だに厳しい避難生活を強いられている方がたくさんいます。
今年の言葉(漢字)として「絆」という字が選ばれました。
この未曾有の大災害に際して日本国内のみならず、海外の多くの国々から支援をしていただきました。
人と人との関係が空疎になってきている現代。
改めて人との「つながり」、「絆」というものを再認識させられた年でした。
風海でも「日本酒義援金」として東北の地酒を仕入れ、売り上げの一部を義援金として寄付させていただいたり、「うたごえ風海」や「日曜朗読会」など大きなイベントがあるごとに応援を呼びかけています。
「被災地のためならば」と、呼びかけに対して皆さん進んで協力してくださる姿を見てありがたく思いました。
ちっちゃなお店ですが、少しでも被災地の方々の支援になっていたなら幸いです。
カフェ・陶芸・居酒屋そしてギャラリーを併設するという他にはあまり見られない形態で開店したこのお店も今年の7月で丸4年が経ちました。
それぞれの部門で様々なお客様が来店され、そして、いろいろなつながりが広がってきたように思います。
2月からは陶芸作品の展示販売を「置地廣場イオン秦野店」さんで開始させていただき、現在では秦野以外にも横浜の3店舗で販売させていただいています。
やはりこれも様々な人たちとのつながりから実現した事です。
これからも来店されるお客様とのつながりを大切にして、それを広げていく、そんなお店でありたいと思います。
被災地の方々に「良い年をお迎えください」とは言いにくいですが、復興に向けての一歩一歩を着実に進めていただければと思います。また、それに対する支援もできる限りしていきたいと思っています。
この一年、ありがとうございました。
そして、また来年もよろしくお願いいたします。
天気が良かったので
昔、愛犬と良く散歩した山道を久しぶりに歩いてみました。
自宅のある秦野市は丹沢の山々に囲まれた緑豊かな土地です。
愛犬が亡くなってもうだいぶ経ちますが、歩いてみると昔とほとんど変わっていませんでした。
自宅から歩いて40分ほどで弘法山山頂に到着。
この山は昔、弘法大師(空海)が修行をしたと言い伝えがあります。
山頂には釈迦堂や鐘楼、乳の井戸などがあります。
こちらは釈迦堂。中には弘法大師の像が祀られています。
鐘楼。昔は良く鐘を観光客が鳴らしていました。休日になるとひっきりなしに「ゴ~ン、ゴ~ン」と鐘の音が聞こえてきたものです。
今では老朽化してしまったのか「鳴らしちゃいけません」の張り紙があります。
乳の井戸です。この井戸の水を飲むと乳の出が良くなるとの言い伝えがあります。
山頂にあるにもかかわらず、今でも水が出てきます。
弘法山を下って少し歩くと「めんようの里」というものがあります。
羊が放牧されています。
エサをもらえると思ったのかわらわらと群れてきました。
「メェェ~(ごはんくれ)」と催促していましたが、あいにくと手持ちがないので謝りつつ退散。
弘法山からお隣の山「権現山」へと続く道は桜がたくさん植わっていて、春の花見の時期は桜もそうですが、人もたくさん。大変にぎわう場所です。
今は冬なのでご覧のとおりすかすか。澄み渡った空が綺麗に見えていました。
権現山山頂には展望台があり、秦野市内や富士山、房総半島まで望む事ができます。
当日は天気が良く富士山を拝む事ができました。
ご覧のとおり秦野の町は四方を山に囲まれた盆地です。
地下水が豊富に湧き出て「日本名水100選」に選ばれている土地です。
一時期は工業用水が流れ込み水質汚染が問題になりましたが、今では改善されています。
画像下に映っている大きな建物がイオン秦野店さん。
陶芸作品の展示販売でお世話になっている「置地廣場」さんが入っている大型商業施設です。
その奥が三浦半島。もっと天気がよければ房総半島も見ることができます。
そして、首をちょこっと右に向ければ・・・。
伊豆大島が。
久しぶりに歩いた冬の山。
緑の山も魅力的ですが、木々の葉も落ちつくして静かで透明な空気の流れるこの時期の山も良いもんだと思いました。
今度はどこへ行こう。
夜明け前
まだ日も昇らない朝6時。
窯の温度計は2℃をさし、凍てついた空気が肌を刺します。
これから始まる本焼きの無事を祈り、手を合わせてから窯に火を入れました。
粘土で形を作り、釉薬をかけて、窯に入れる。
そして、いったん窯に火が入ったらほとんどを炎にお任せ。
その炎に対する畏敬の念から、自然と窯焚き前には手を合わせるようになりました。
科学が発達しておらず窯の中の様子を経験と勘で判断していた昔の陶工たちは、よりこの気持ちが強かったかもしれません。
最終工程で1200℃を超える温度で焼き上げる事が、他の工芸品と決定的に違うところだと思います。
でも、炎にゆだねる事で思いもかけず面白い色、形が生まれることがあります。
そこが陶芸の魅力の1つであるのかもしれません。
ただ、こういう形であってほしいのに変に変形してしまうのは困ってしまうけど。
良い焼き上がりでありますように。









