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2011年12月

今日が

年内最後の営業日です。

3月11日の東日本大震災から始まって、今年は原発事故、計画停電などいろいろな問題が発生しました。

多くの方が亡くなられ、未だに厳しい避難生活を強いられている方がたくさんいます。

 

今年の言葉(漢字)として「絆」という字が選ばれました。

この未曾有の大災害に際して日本国内のみならず、海外の多くの国々から支援をしていただきました。

人と人との関係が空疎になってきている現代。

改めて人との「つながり」、「絆」というものを再認識させられた年でした。

 

風海でも「日本酒義援金」として東北の地酒を仕入れ、売り上げの一部を義援金として寄付させていただいたり、「うたごえ風海」や「日曜朗読会」など大きなイベントがあるごとに応援を呼びかけています。

「被災地のためならば」と、呼びかけに対して皆さん進んで協力してくださる姿を見てありがたく思いました。

 

ちっちゃなお店ですが、少しでも被災地の方々の支援になっていたなら幸いです。

 

カフェ・陶芸・居酒屋そしてギャラリーを併設するという他にはあまり見られない形態で開店したこのお店も今年の7月で丸4年が経ちました。

それぞれの部門で様々なお客様が来店され、そして、いろいろなつながりが広がってきたように思います。

2月からは陶芸作品の展示販売を「置地廣場イオン秦野店」さんで開始させていただき、現在では秦野以外にも横浜の3店舗で販売させていただいています。

 やはりこれも様々な人たちとのつながりから実現した事です。

 

これからも来店されるお客様とのつながりを大切にして、それを広げていく、そんなお店でありたいと思います。

 

被災地の方々に「良い年をお迎えください」とは言いにくいですが、復興に向けての一歩一歩を着実に進めていただければと思います。また、それに対する支援もできる限りしていきたいと思っています。

 

この一年、ありがとうございました。

そして、また来年もよろしくお願いいたします。

天気が良かったので

昔、愛犬と良く散歩した山道を久しぶりに歩いてみました。

自宅のある秦野市は丹沢の山々に囲まれた緑豊かな土地です。

道.JPG

愛犬が亡くなってもうだいぶ経ちますが、歩いてみると昔とほとんど変わっていませんでした。

自宅から歩いて40分ほどで弘法山山頂に到着。

この山は昔、弘法大師(空海)が修行をしたと言い伝えがあります。

山頂には釈迦堂や鐘楼、乳の井戸などがあります。

釈迦堂.JPG

こちらは釈迦堂。中には弘法大師の像が祀られています。

鐘楼.JPG

鐘楼。昔は良く鐘を観光客が鳴らしていました。休日になるとひっきりなしに「ゴ〜ン、ゴ〜ン」と鐘の音が聞こえてきたものです。

今では老朽化してしまったのか「鳴らしちゃいけません」の張り紙があります。

乳の井戸.JPG

乳の井戸です。この井戸の水を飲むと乳の出が良くなるとの言い伝えがあります。

山頂にあるにもかかわらず、今でも水が出てきます。

弘法山を下って少し歩くと「めんようの里」というものがあります。

羊.JPG

羊が放牧されています。

羊たち.JPG

エサをもらえると思ったのかわらわらと群れてきました。

「メェェ〜(ごはんくれ)」と催促していましたが、あいにくと手持ちがないので謝りつつ退散。

 

弘法山からお隣の山「権現山」へと続く道は桜がたくさん植わっていて、春の花見の時期は桜もそうですが、人もたくさん。大変にぎわう場所です。

桜の道.JPG

今は冬なのでご覧のとおりすかすか。澄み渡った空が綺麗に見えていました。

権現山.JPG

権現山山頂には展望台があり、秦野市内や富士山、房総半島まで望む事ができます。

秦野の町.JPG

当日は天気が良く富士山を拝む事ができました。

ご覧のとおり秦野の町は四方を山に囲まれた盆地です。

地下水が豊富に湧き出て「日本名水100選」に選ばれている土地です。

一時期は工業用水が流れ込み水質汚染が問題になりましたが、今では改善されています。

画像下に映っている大きな建物がイオン秦野店さん。

陶芸作品の展示販売でお世話になっている「置地廣場」さんが入っている大型商業施設です。

江ノ島.JPG 少しかすんでいましたが、江ノ島が見えました。

その奥が三浦半島。もっと天気がよければ房総半島も見ることができます。

そして、首をちょこっと右に向ければ・・・。

伊豆大島.JPG

伊豆大島が。

 

久しぶりに歩いた冬の山。

緑の山も魅力的ですが、木々の葉も落ちつくして静かで透明な空気の流れるこの時期の山も良いもんだと思いました。

今度はどこへ行こう。

ご依頼の品

妹の友人からの依頼で作成していたご飯茶碗が焼きあがりました。

彩色飯碗(蒼).JPG

「彩色飯碗(蒼)」

 

彩色飯碗(赤).JPG

「彩色飯碗(赤)」

 

線紋飯碗.JPG

「線紋飯碗」

 

鎬紋飯碗.JPG

「鎬紋飯碗」

 

鎬紋飯碗2.JPG

「鎬紋飯碗」

上の画像と少し模様の付け方が違います。

 

いくつか違う種類を作ってみたので、選んでもらう事にします。

夜明け前

まだ日も昇らない朝6時。

窯の温度計は2℃をさし、凍てついた空気が肌を刺します。

温度計2.jpg

これから始まる本焼きの無事を祈り、手を合わせてから窯に火を入れました。

 

粘土で形を作り、釉薬をかけて、窯に入れる。

そして、いったん窯に火が入ったらほとんどを炎にお任せ。

その炎に対する畏敬の念から、自然と窯焚き前には手を合わせるようになりました。

科学が発達しておらず窯の中の様子を経験と勘で判断していた昔の陶工たちは、よりこの気持ちが強かったかもしれません。

 

最終工程で1200℃を超える温度で焼き上げる事が、他の工芸品と決定的に違うところだと思います。

でも、炎にゆだねる事で思いもかけず面白い色、形が生まれることがあります。

そこが陶芸の魅力の1つであるのかもしれません。

ただ、こういう形であってほしいのに変に変形してしまうのは困ってしまうけど。

 

良い焼き上がりでありますように。

冬色の日曜朗読会 -その18-

今回で18回目となる「日曜朗読会」を12月18日(日)に開催しました。

冬色の日曜朗読会.jpeg

朗読グループ「手毬」から中尾陽子さん、藤本桂子さんが来店して朗読をしてくれました。

今回の演目は、

・「笹鳴き」 杉本苑子 作

・「琥珀」 浅田次郎 作

でした。

 

「笹鳴き」はもうすぐ餓死してゆく老婆の回想が、そこを通りかかった旅人に語りかける形で描かれています。

「琥珀」では時効目前の殺人犯と定年間近の刑事との緊迫したやり取りが描かれています。

声だけでここまで聞く者に話の情景をイメージさせる事ができるのかと、改めて朗読をしてくれた中尾さん、藤本さんの表現力に感じ入りました。

 

「声」だけという他の一切を省いた表現方法。

テレビをつければ様々な映像や音が一方的に飛び出てくる現代。

たまには静かに朗読に耳を傾け、自分の頭の中で映像や音を再現してみるのも楽しい事かもしれません。

 

次回は2012年3月18日(日)14:00〜です。

演目など詳細が決まりましたらホームペー上でお知らせします。

ひさびさに

新作焼きあがりました。

銀彩泥フリーカップ.JPG

「銀彩」と「彩泥(色の付いた泥で模様をつける技法)」を組み合わせた「銀彩泥フリーカップ」です。

外側が黒いタイプと茶色いタイプ2種類を作ってみました。

銀彩泥フリーカップ(黒).JPG

こちらは「置地廣場イオン秦野店」さんに納品している黒銀彩フリーカップに白化粧泥で模様を施しました。

従来の黒一色の外観よりも白い部分がアクセントとなって器全体が引き締まったように思えます。

サイズは高さ:10cm、口径:8cmちょっとで手の中にすっぽりと収まります。

 

そして・・・

銀彩泥フリーカップ(茶).JPG

こちらは赤土で本体を作り、黒化粧泥で模様をつけました。

サイズは黒いタイプと同じです。

赤土に銀彩という組み合わせは今まで自分が作ってきた作品にはなかったのですが、焼きあがってみてなかなか面白いデザインになったかなと思っています。

黒色、茶色それぞれのタイプも本体から化粧泥で模様をつけた部分にまたがって銀彩を施すことによって、銀彩の見え方に変化をもたせています。

風海では既に焼酎を提供する際のカップとして使用していて、なかなか良い評価をいただいています。

 

現在「置地廣場イオン秦野店」さんでもお取り扱いいただけるか交渉中です。

 

さて、師走となり早いもので今年も残りわずか。

そろそろ年賀状を完成させねば・・・。

「今年こそは余裕を持って」と思ってはいるものの、毎年この時期は年賀状作りでバタバタしています。

来年の年賀状はこのカップの写真が主役になる予定です。