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冬陽の日曜朗読会

201412918517.jpg12月7日(日)。

風海開店以来から続いているイベント「日曜朗読会」開催しましたhappy01

今回も伊勢原市内で活動する「朗読グループ・手毬」から中尾陽子さん、藤本桂子さんが来てくれ、素晴らしい朗読を聞かせてくれました。

 

まずは藤本さん朗読による「キャベツくん」長新太 文・絵

20141207日曜朗読会.JPG前回(7月20日開催)と同じようにプロジェクターを使ってスクリーンに映し出して朗読を行いました。

20141207藤本さん.JPGキャベツくんが歩いてくると、ブタヤマさんに会いました。
ブタヤマさんは、
「あのね、おなかがすいてフラフラなんだ。キャベツ、おまえをたべる!」
そう言ってキャベツくんを捕まえます。
「ぼくをたべるとキャベツになるよ!」
「ブキャッ!」
空を見ると、鼻がキャベツになっているブタヤマさんが浮かんでいます。
「じゃあ、ヘビがきみをたべたら、どうなるんだ?」
キャベツくんとブタヤマさんの珍妙なやりとりは続きます。

長新太さんらしいシュールな世界が広がります。

 

続いては中尾陽子さん朗読「草枕 十二・十三章」夏目漱石 作

20141207中尾さん.JPG 「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい」

という冒頭部分が有名な作品。

日露戦争の頃、洋画家の主人公が山中の温泉宿に宿泊する。

そこで出会った宿の娘「那美」。

彼女に自分の絵を描いてもらいたいと頼まれていた主人公は、何かが足りないと描かないでいた。

ある日、満州に出征していく従兄弟を見送に行った際に同じく出征する元夫と出会う。

彼を見送る那美の姿を見て主人公はそこに「憐れ」を見て取る。

 

漱石初期の名作です。

今回は長いので全章朗読はできなかったのですが、初めからもう一度読み直してみたくなりました。

 

声だけでここまで物語の世界に引き込んでいく表現力。

素晴らしい朗読でした。

 

次回は来年春開催予定です。

日時、演目が決まりましたら、またこのホームページでお知らせします。

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